中国メディア・今日頭条は11月30日、日本の児童の何が「スタートライン上で勝っているのか」とする記事を掲載した。少々分かりにくいが、中国の教育が日本と比べて「スタートライン上で負けている」としばしば指摘されることについて、その理由を挙げて説明しているのである。

 記事は特に、学校教育の前段階である幼稚園において、日本の子どもたちがどんなことを学んでいるか、注目すべき点は何かについて紹介している。まずは「大小さまざまなバッグを持たせて、お弁当の食器や衣服、上履きなどを上手に入れさせる」点だ。記事は、このようなやり方は子どもたちに物を分類整理する能力を養わせ、ゆくゆくは細かいゴミ分別能力を育むことになるとしている。

 続いては、「自分のことは自分でする」点。日本ではカバンを自分で持たせることで、小さい段階から責任感や苦労に負けない力を養うとした。また、衣服も自分で脱ぎ着できるよう教育し、自活能力を高める点にも併せて触れている。

 さらに、遠足や植物観察、運動会、発表会など年間に数えきれないほどあるイベントを設定することで子どもたちの心身の成長を図る、学年を超えた交流の時間を設けることで「お兄ちゃんお姉ちゃんとして面倒を見る」姿勢を養う、情操教育を大切にするといった点、「食育」の重視といったポイントも、日本の子どもが「スタートラインで勝つ」状況を作る要因になっていることを伝えた。

 記事はそのうえで、中国の幼児教育は「小学校化」しており、知識教育に偏重していると指摘。「幼児の生理的、心理的特性に基づいて心身の健全な発展を促さなければならないのだ」と訴えている。

 ママの手を借りないと着替えができなかった子が、幼稚園に入ってしばらくすると自分で服を脱ぎ着するようになり、さらには脱いだ靴を自分で揃えるようになる。年齢的な成長もあるが、幼児教育の偉大さを実感する瞬間だ。家から離れて集団で生活することにより、他人との協調性も育まれる。園で流行っている「ヘンな言葉」をマネしたり、カゼ、インフルエンザのウイルスをもらって帰ってくるのはちょっと困るが、幼稚園や保育園という親の目がないところで、子どもたちはぐんぐん成長しているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)