11月22日、福島県沖を震源とするマグニチュード(M)7.4の地震が発生した。地震の規模が大きく、津波も発生したものの、死亡者はゼロだった。中国は時おり大規模な地震が発生するが、中国では「地震を体験したことがない」という人が数多く存在するくらい地震が少ないため、M7.4の地震でも死者が出なかったことは中国人からすれば「奇跡」に感じられるようだ。

 中国メディアの捜狐は1日、中国でM7.4の地震が発生すれば多くの死者が出ることは容易に想像ができると伝える一方、日本では台風や地震などの自然災害が発生しても死者が1人も出ない場合が多いと指摘、「それは日本人が持つ高い防災意識の賜物」であると伝えている。

 記事は、2011年3月の東日本大震災について触れたうえで、「もともと高かった日本人の防災意識は震災によってさらに高まった」と指摘したうえで、11月22日に発生した地震では、速やかに津波警報と避難指示が出され、迅速な対応が見られたと紹介。

 また、日本人は台風や地震といった自然災害のみならず、火災を防ぐための知識も豊富に持ち合わせていると指摘。そのほか、災害時の避難方法や帰宅方法、怪我をした人に対する応急処置などに関する知識も周知されていることを伝え、これら日本人の防災意識、減災意識は「幼少のころからの訓練で培われたもの」だと論じた。

 そのほか記事は、日本では地震によって倒壊する家屋が少ないのは、中国と違って手抜き工事がなく、万全の対策が取られているからとの見方を示し、「そうでなければ東日本大震災の時に高層ビルは軒並み倒壊していたはず」と主張。日本は確かに自然災害の多い国だが、防災意識と防災対策が万全であるため、安心して暮らすことができるのだと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)