中国の科学技術は目覚ましい発展を遂げた。宇宙開発の技術においては、日本を超えたとさえ言われるほどだ。しかし、中国メディアの今日頭条は29日、日本の科学技術は多くの分野で世界一であり、「中国人としては敬服せざるを得ない」と主張する記事を掲載した。

 例えば、核融合の研究開発において、日本にはトカマク型核融合実験装置「JA-60」や、日欧の共同事業である「JT-60SA」計画があると紹介したほか、日本の研究チームは世界最長となる28.6秒にわたって摂氏1億度の高圧プラズマを維持することにも成功していると紹介。また、日本には世界で2番目に深く潜れる有人潜水調査船「しんかい6500」もあると伝えた。

 さらには、暗黒物質を調査できる東京大学の素粒子観測施設「XMASS」、電子・陽電子衝突型加速器「SuperKEKB」、6500万年に1秒しか狂わないという光格子時計などがあり、いずれも世界最高レベルであると指摘した。

 ほかにも日本には世界最先端の施設が存在する。大阪大には世界最大級の出力を持つレーザー装置「LFEX」があり、核融合燃料を約2000万度に加熱することに成功している。また、理化学研究所には、世界最先端の重イオン加速器施設・RIビームファクトリー(RIBF)が、大強度陽子加速器施設J-PARCには世界最高クラスの大強度陽子ビームを生成する加速器がある。

 民間企業の努力も目立つ。五藤光学研究所の「ケイロン2」は、ギネス世界記録に認定された「最も先進的なプラネタリウム」であり、三菱重工は世界初となる摂氏1600度級J形ガスタービンの開発に成功したが、記事は現状に甘んじることなく、このさらに上をいく摂氏1700度級のガスタービンの開発を進める同社の熱意を称賛した。

 こうした日本の最先端の科学技術に、中国のネットユーザーからも「日本人の科学技術や工業力は敬服に値する」、「差があることは認めて、自分を欺くべきではない。努力して追いつくことこそ正しい」、「日本には確かに中国人が学ぶに値することが多くある」などのコメントが寄せられた。こうした最先端の研究開発にいそしむ科学者たちは確かに敬意を表するに値し、中国人も日本の最先端科学における技術力の高さには脱帽したようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)