今や、多くの人にとって携帯電話のチャットアプリが欠かせないコミュニケーションツールになっている。日本では「LINE」が圧倒的なシェアを誇っているが、中国では「微信」(WeChat)が一般的。どちらも機能的には似ているのだが、中国人が日常的に使う機能なのに、日本人はほとんど使わない機能があるという。

 中国メディア・今日頭条は11月30日、「日本では音声メッセージを使うべからず」とする記事を掲載した。記事は、日本の国民的チャットアプリは「LINE」であり、中国における「微信」同様に日本人の生活に深く入り込んでいると紹介。街頭や電車の中で、日本人が「LINE」の画面に向かって文字を打ち込む姿を見かけることができるとした。

 その一方で、「しかし、見かけることのない行動がある。それは、音声メッセージを使うところだ」と説明。もし日本で音声メッセージを使っている人がいれば、「それはきっと外国人だろう」と伝えている。

 そのうえで、日本人がほとんど音声メッセージを利用しない理由について、「日本は非常に静かな国であり、公共の場で大声で叫んだり、大きな音で邪魔をしたりしない。電車に乗っていても話し声はとても少なく、本や新聞を読むか携帯電話をいじっているのである」と解説。通話をすることはもちろん、音声メッセージのやり取りもしないと説明した。

 また、日本においては「静かな環境は各個人が持って然るべきものであり、それを壊すことは、他人の権利を侵すことになる」とし、それゆえ日本人は公共の場において文字によるメッセージのやり取りをすべく「熱狂的に携帯電話を持って文字を打ち込んでいるのである」と伝えた。そして最後に、「もし日本人と仲良くなりたければ、音声メッセージは使わないことだ」としている。

 前に京都に出かけた時のこと、現地である若い中国人と知り合って小一時間話をしたのち、「微信」のIDを交換して別れた。すると翌日か翌々日か、その人との会話ページに音声メッセージのマークが。再生してみると「今晩はラーメンを食べたいのだけれど、京都で美味しいラーメン屋を教えてくれ」とのこと。地元の人間ではないゆえネットであれやこれや探していたところ、再び音声メッセージ。「もうお店に入ったからいいよ」と録音されていた。当たり前のように音声メッセージを使ってきたことを含めて、いろいろと驚かされる出来事だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Minh Tang/123RF)