日本の鉄道文化を代表するモノの1つに、駅弁がある。100年以上の歴史を持つとされる日本の駅弁は、そのバラエティの豊富さと美味しさで、中国人観光客の人気も集めているようだ。しかし、日本の「鉄道メシ」は駅弁だけではない。駅の構内やホーム上にあるうどん・そば屋も、欠かせない存在なのである。

 中国メディア・今日頭条は11月24日、「日本の街頭にあるグルメ 駅のホームの麺屋さん」と題した動画記事を掲載した。記事には約1分20秒の動画が付されており、そこには駅のホームにある「かしわうどん・そば」の店で立ち食いをする客、うどんやそばを提供する女性店員の様子などが収められている。店のすぐ横では特急列車が発車しており、そのモーター音や駅のアナウンスの声などが臨場感を高めている。

 「かしわ」は九州地方で「鶏」を指すもので、のれんには「北九州」の文字が。ホームから出た列車は「ソニック」であり、店の看板にもあるが、撮影場所は福岡県の小倉駅のようだ。東日本では「そば・うどん」だが、「うどん・そば」となっているところが、西日本のうどん文化ムードを醸し出している。

 動画を見た中国のネットユーザーからは「日本のファストフードだ」、「これこそ乗客の便利を考えたアイデア。マネするべきだ」、「行ったことがあるが、重要だと思ったのは、清潔で、中国みたいに有毒有害でないことだ」といったコメントが寄せられた。

 冬の寒い時期に、駅のホームでもうもうと湯気を立ち上らせる立ち食いそば・うどん店。全国各地でだしの味は異なるが、その香りが乗客たちの嗅覚と食欲にストレートに訴えかけてくる点では同じだ。温かい食べ物を特に好む中国の人びとにも、きっとその良さが伝わることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)