中国は2015年、今後10年間における製造業発展計画「中国製造2025」を発表した。中国が本当にイノベーションを強化して製造強国となれるのか、懐疑的な見方もあるなかで、中国メディアの捜狐は26日、中国が製造強国となることは可能だとする記事を掲載した。

 記事はまず、中国国内では製造業の先行きに対する悲観的な見方が大半を占めていることを紹介。米国のメディアも「中国の製造業はロボットの質が低く、労働者にも技術がない」として、製造業の高度化を目指す「中国製造2025」は達成できないと報じていると紹介。中国がどれだけ資金をつぎ込んでも「決して他国の製造業には勝てない」という見方もあることを伝えた。

 しかし、なかには「中国製造2025」の達成を確実視する見方もあると伝え、そうした見方の根拠として、中国が自国製ICを使用したスパコン「神威太湖之光」で世界最高の演算速度を叩き出し、米国のスパコンよりも5倍も速いスピードで世界最速と認定されたことを指摘。さらに、ヒトの受精卵の遺伝子を編集したとする研究論文も発表されるなど、中国には世界に先駆けた研究があることを伝えた。

 さらに、世界知的所有権機関(WIPO)が発表した2016年のグローバル革新指数のランキングで、中国は世界で最も革新力を持つ経済体のトップ25に入り、中国のイノベーション能力はスイスや英国、米国と肩を並べたと主張。

 記事は最後に、中国製造業は不安視されるほど深刻な状況ではなく、先行きの明るい分野もあると主張。橋梁建設や宇宙開発、高速鉄道、スマートフォン、家電、ドローン、スーパーコンピューター、原子力発電といった分野は中国の得意とする分野であり、「世界を震撼させる力を持っている」と主張し、中国製造業が世界の舞台に飛び出す日も近いと主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)