安倍晋三首相は11日、日本を訪れたインドのモディ首相と会談し、新幹線方式を採用したムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道路線を2023年に開業することを確認した。中国メディアの中国網は27日、インドが新幹線を採用したことは「中国高速鉄道に対する教訓とすべき」と論じる記事を掲載した。

 記事は、インドのモディ首相が高速鉄道計画に対して大きな期待を寄せていることから「高速鉄道の建設は一国の経済発展にかかわる重要なプロジェクトであることが分かる」と主張。

 さらに、インドと日本の高速鉄道分野における協力関係は年々深化していると主張し、インドが新幹線導入を決めたことは「中国高速鉄道の輸出事業に対する教訓とすべき」であるとし、今後も中国が輸出を推進するうえで「新幹線といかに差別化を図るか、技術的な優位を確立するためにはどうすべきか」を考える必要があると論じた。

 また記事は、新幹線は「非常に先進的な技術」によって成り立つ高速鉄道システムであり、中国高速鉄道にとっては強力なライバルであると主張。中国も高速鉄道建設で大きな成果を挙げたとしながらも、「中国人はその成果を得意になって喜んでいてはいけない」と主張し、新幹線という強力なライバルを前に「より先進的な技術を開発し、打ち勝つ必要がある」と論じた。

 新幹線は中国高速鉄道に比べれば建設コストなどは高額であるものの、信頼性と安全性の高さという圧倒的な強みがある。数多くの乗客を乗せる鉄道インフラである以上、事故を起こさない安全性の高さと、時間に正確な運行が可能で、故障も少ないという信頼性の高さは新幹線の強みであると同時に、中国高速鉄道との差別化の要因となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)