自動車は非常に便利な反面、ルールを守って運転しなければ混乱や損害の発生につながる道具だと言える。つまりドライバー1人1人の交通マナーや法律の遵守意識が非常に大切となるわけだが、中国メディアの駆動之家は26日、中国人ドライバーの運転は「野蛮かつ愚か」だと批判する記事を掲載した。

 記事は、中国にも日本の道路交通法に相当する「道路交通安全法」があり、この法律は道路上で誰が誰に道を譲るべきかが定められているという点では他の国家の交通法規と大体同じであると説明。しかし、「どんな状況であっても、他人が自分に道を譲るべきだと考えるのが中国のドライバーである」とし、中国の路上には譲り合いの精神は皆無であると論じた。

 さらに、米国でも日本でも急に車線変更して割り込む車は少ないが、「中国は決してそうではなく、車間距離が十分でなく、入り込むスペースが足りなくても強引に割り込むドライバーが多い」という点を指摘。また他の車から割り込まれたくないために、中国では車間距離をほとんど取らず、事故が多発するという悪循環も生じていると説明した。

 また記事は中国人のドライバーたちの自己中心的な態度を示す事例として、歩行者に対するマナーに言及。「米国人であれば道路横断中の歩行者から3メートル離れた場所で停車し、日本人であれば5メートルは離れて停車するが、中国人は決して停車せず突進して行く」と指摘。

 記事は中国の交通事故死亡者数が毎年20万人以上もいることに対し、米国は3万人あまり、日本は「わずか4000人あまりである」と説明。交通事故によって死亡する人を減らすためには、時間がかかっても「中国人ドライバーの交通法規を遵守する意識を高めることが必要不可欠」であるという見方を示した。

 中国の道路上では自動車は常時右折可能であり、信号の規制を受けない。しかし道路を横断する歩行者がいた場合、自動車は停車しなければならないと法律に定められているにも関わらず、停車するドライバーはほとんどいない。中国人ドライバーたちの意識を改善するには、まず警察による罰則を伴った指導が必要だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)