世界的に肥満人口が急増している。日本生活習慣病予防協会によれば、世界保健機関(WHO)の研究チームが行った調査では、世界の肥満人口は1975年から40年間で急速に増えていることが明らかになり、世界の肥満人口は6億4100万人に達する見込みだという。

 中国も例外ではなく、国が貧しかったころにはほとんど存在しなかった肥満者だが、人びとの暮らしが豊かになると同時に肥満者が増えている。一方、日本は先進国のなかでは肥満者が少ない国に該当するが、中国メディアの天天快報はこのほど、日本が肥満人口の増加を食い止められている「秘訣」を探る記事を掲載した。

 記事は、肥満増加という「世界的な流れ」に日本が逆行できているのは、5つの秘訣によるものだと分析した。その1つが、食事を「小皿に分け、腹八分目にすること」だ。中国では大皿に料理を載せて食べるのが普通だが、日本のように小皿に取り分けて料理を盛ることは、食べすぎを防ぐことができ、腹八分目を実現できると分析した。

 2つ目は「1日30種類の食べ物を摂ること」。中国で奨励されているのは1日12種類、1週間に25種類だけで、記事は「1日12種類でも多いのに、30種類とはなかなか簡単にできることではない」と指摘した。

 3つ目は「油を控えめ」にすることだ。日本料理は生食のほか、蒸す、煮るなどの調理法が多く、てんぷらのような揚げ物もあるものの、衣が薄くカラッと揚げると紹介。これは油を「これでもか」というほどたっぷり使う中華料理とは大きく異なる点だ。

 また記事は、4つ目の秘訣として「健康管理」に気を遣う環境が整っていることを紹介。中国では日本のようにレストランのメニューにカロリー計算が表示されていることはない。また5つ目は、「徒歩や自転車」でよく外出することを紹介し、日本の人口100人あたりの自転車保有率は中国よりも高く、坂道の多い日本では良い運動になると指摘。

 記事が紹介した5つの秘訣は、心がけ次第で誰でもできることと言えよう。しかし、こうしてみると日本人の生活習慣はもともと健康的だったのだと気づかされるが、やはり大事なのは「消費カロリー以上に摂取しない」ということではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)