中国メディア・今日頭条は28日、「中国生産の日系車に、どれほど日本の部品が使われているのか」とする記事を掲載した。記事は「近ごろネット上で流れている長安マツダの部品リストから、その答えが明確に分かる」として、その内訳を紹介している。

 そして、中国で生産されている同社の自動車の部品は、主に59の部品企業から供給されており、そのうち35社が中国企業だったと紹介。残りの24社は中国と外国資本の合弁企業、あるいは、中国の子会社であり、そのうち8つが日系ブランドだったとした。59社に対して8社ということで、「日系の部品はわずか13.56%に過ぎないのだ」と説明した。

 また、日系の部品にはエンジンやエンジンコントロールユニットなど自動車の核となる物が含まれる一方、中国企業が提供する部品の大部分は金属やプラスチック部品など、技術的価値が低い物であると指摘。変速機や電子制御システムなどの技術的価値が高いものは、いずれもその他の合弁企業によって提供されているとし、「国産部品の製造技術は、確かに先進国に比べて大きな差がある」と解説した。

 そして「多くの中国生産車は、世界から取り寄せた部品を組み合わせた「ミックス車」なのであると説明。「ボールペンすらちゃんと作れないのに、何が『中国製』か。『中国組み立て』と呼ぶべきだろう」と結んでいる。ここで言う「中国生産車」とは、中国系、日系を問わず、中国国内で作られている自動車を指すものと思われる。

 経済のグローバル化に伴い、世界各地から部品を調達するという状況は、決して珍しいことではなくなった。製品の心臓部分と言える重要な部品は自前で、他の部分は低コストな場所のもので、というのが理想的な形なのだろうが、今の中国は「真逆」の状況にある。一日も早く、高性能エンジンなど全ての部品が中国ブランドである「純中国産車」が出現することを中国の市民は待ちわびているのだ。

 あるネットユーザーは「日系車が好きという訳ではないが、日系車が中国市場になかったら、中国メーカーは手を抜いていい加減なものを作るはず」と指摘する。まずはその恥ずかしいイメージを払拭するところから始めなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)