中国には歴史問題から日本を憎む人がいる一方で、現代の日本に理解を示す人も数多く存在する。中国メディアの今日頭条はこのほど、偏見に基づいて日本を憎むのではなく、まず日本のことを理解する努力を払うべきだと提言し、特に日本の教育の優れた部分について理解すべきだと主張した。

 記事は「日本人は幼少期の教育を特に重視している」と指摘、「なぜなら彼らは子どもが3歳になる前の時期の教育が、非常に重要であることを知っているからだ」と指摘。だからこそ、日本人の母親は子どもが生まれると仕事を辞め、子育てに集中するのだと紹介した。確かに中国では子育てを両親に丸投げし、祖父母が孫を育てるというケースは少なくない。

 記事は幼少期の教育における日本人の考え方や子どもに対する深い愛情を称賛しているが、その一方で、日本人の子育てには「7割だけ満腹にさせ、7割だけ温かくする」という原則があると指摘。この言葉の意味は、日本人は子どもに深い愛情を注ぐ一方でをむやみやたらに甘やかさないというものだとし、そのバランスの良さを称賛した。

 さらに「日本人の平均寿命は世界一であり、これは日本の衛生条件、医療水準、生態環境、飲食の習慣などすべてが優れていることを示している」と絶賛。こうした日本の優れた点は、いずれも実現するには非常に長い時間がかかるものだが、次世代を育てる教育が優れているからこそ、日本は時間をかけて実現させることができたと主張し、その意味でも日本人の教育は「最先端である」と称賛した。

 中国の子育てには、「男子は貧しさをもって育て、女子は豊かさをもって育てる」という原則がある。これは男の子は苦労させて心と身体を鍛え、将来的に大きな責任を担える人に育てるべきであり、女の子は広い視野と精神面の豊かな感情を育て、将来の独立に備えさせるべきという意味がある。しかし最近の中国人の親たちはこの原則を歪曲し、女の子が欲しがるものをそのまま与えたり、ひいては男の子も甘やかして育てるという傾向があるようだ。記事が日本人の教育方法に見倣うように読者に提言しているのはこうした背景も関係しているのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)