中国ではゴミの分別・回収が徹底されているとは言い難いのが現状だ。マンションなどのゴミ置き場では一応、燃えるゴミと燃えないゴミに分別できるようになっているが、すべての住民が分別して捨てているとは言えず、ゴミの回収車も分別せずにまとめて回収していく光景を目にする。

 日本はゴミの種類によって徹底的に分別することが求められる自治体が多く、こうした徹底ぶりは中国人にとっては驚きの水準であると同時に、「敬服」の対象のようだ。中国メディアの今日頭条は22日、日本のゴミ分別と回収、そしてリサイクルは「世界が敬服するほどの水準」だと主張する記事を掲載した。

 記事は、「中国人にとってゴミはゴミ箱に捨てれば、それで済む存在」だと伝え、中国では街中でも「リサイクル可」、「リサイクル不可」と書かれた2種類のゴミ箱が設置されているだけだと紹介。また、たとえゴミをポイ捨てしても「誰からも咎められないのが中国の現状」であることを指摘した。

 一方、日本ではゴミをきちんと分別できないことは「恥」であり、自宅のゴミを分別せずに出せば周辺住民から白い目で見られる可能性があることを指摘。さらに、ペットボトル1つを捨てるにしても「中身を捨て」、「水洗い」したうえで、「ラベルを剥がし」、「蓋と本体を別々に捨てる」ことが求められると伝えた。また、こうしたゴミ分別は日本では小学生でも実践していることだと紹介し、ゴミは分別し、資源は回収してリサイクルするという日本の徹底ぶりは「全世界を敬服させる」ものだと称賛した。

 ゴミは資源が形を変えただけのものであり、貴重な資源であることに変わりはない。例えば、廃棄された電子製品には金などの貴金属やパラジウムなどの希少金属が含まれていることから、電子製品のゴミの山は「都市鉱山」とも形容される。資源の回収や再利用に関する技術を持つ日本にとって、都市鉱山は天然の鉱山に匹敵するほどの価値を持ち、世界的に環境保護意識が高まるなか、日本のリサイクル技術はますます輝きを増している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)