今年9月に発売された米アップル社のスマートフォンiPhone 7シリーズは、iPhoneシリーズとして初めて防水機能が付いたことで話題となった。日本では2000年に初めて防水型携帯電話が発売されて以降、現在に至るまで各メーカーが防水機能を持つ携帯電話を製造してきた。中国メディア・鳳凰網は22日、日本人が携帯電話の防水機能にこだわりを持つ理由について説明する記事を掲載した。

 記事は、ここ数年大手ブランドのスマートフォンに続々と防水機能が付いているとしたうえで、「知らないかもしれないが、日本のユーザーは十数年前からすでに防水機能の便利さを享受してきたのである」と説明。日本で早い段階にから携帯電話の防水機能が重視されてきたかについて記事は、「日本の女性が入浴時に携帯電話をいじることを非常に好むからだ」と解説した。

 そのうえで、韓国の携帯電話メーカー・LGの動きについて紹介。世界的に販売しているスマートフォンには防水機能をつけない一方で、日本向けに販売するモデルにはこの機能を付加させているとし、同社の幹部が「日本では電池の交換ができるかどうかより防水機能があるかどうかのほうが大事。小さな韓国ブランドにとって、日本の消費者のニーズを可能な限り満たす必要があるのだ」と語ったことを伝えた。

 また、同じく韓国メーカーであるサムスンが今年発売したGalaxy Note 7にも防水機能が備わっていたが、防水機能を獲得するために内部構造はかなり窮屈なものになっており、それが後々発火問題を起こすに至ったと説明している。そして、防水機能を付加する道のりはかなり厳しく、製造コストが増加するほか、厳格なテストを行う必要性も生じるのだと解説している。

 基本的にシャワーのみである外国とは異なり、入浴時には浴槽にゆっくり浸かって気分をリフレッシュする習慣のある日本人。本を読んだり音楽を聴いたりするのと同じように、入浴時に携帯電話をいじったり通話したりするのが好きな人は少なくなさそうだ。そういった特殊なお国柄が、日本の携帯電話市場における防水機能の重視ぶりを生んだのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)