東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏が2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞し、日本人のノーベル賞受賞者数は25人となった。日本人受賞者は今世紀だけで17人目であり、中国では多くのノーベル賞受賞者を輩出する日本に対して羨望の声があがった。

 中国メディアの今日頭条は18日、なぜ日本はノーベル賞受賞者を数多く輩出できるのに、中国は自然科学分野でノーベル賞をほとんど獲得できないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、日本が2000年以降に輩出したノーベル賞受賞者の数は米国に次いで多いと伝え、「日本は世界中のエリートが移民してくる国ではないうえ、人口も米国の3分の1にとどまる」と指摘、その日本が数多くのノーベル賞受賞者を輩出していることに驚きを示した。

 続けて、ノーベル賞の受賞者数を国別で見た場合、米国が圧倒的な1位であるうえ、受賞者は欧米の先進国に集中していることを指摘する一方、「日本は欧米以外の国としては唯一とも言えるほど多くの受賞者を輩出している国」であると指摘。さらに、日本の科学技術が世界一流の水準に達し、ノーベル賞受賞者を数多く輩出できる理由は、「研究の基盤となる豊かな経済があること」、「優秀な人材がいて、その人材が国外に流出しないこと」などが挙げられると指摘した。

 一方で記事は、中国人のノーベル賞受賞者が文学賞を受賞した莫言氏、生理学・医学賞を受賞した屠ユウユウ氏など少数にとどまるのは、「子どもの想像力を奪う中国の教育方法や人材の選抜方法に問題があるため」と指摘。毎年のようにノーベル賞受賞者を輩出する日本との差は「研究の基盤となる豊かな経済があること」、「優秀な人材がいて、その人材が国外に流出しないこと」といった点のほかに、教育制度の違いもあると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)