中国自動車市場では中国メーカーが生産する自動車の品質に対する信頼感が徐々に向上しているようで、中国車がシェアを伸ばしてきている。とはいえ、日系車をはじめとする合弁メーカーに対する信用度には及ばないようだ。中国メディアの今日条頭は19日、「中国人が最も信用しているのはやはり日系車」だと伝え、その現状を受け入れるよう促す記事を掲載した。

 記事は、2015年9月から12月にかけて、中国全土の40以上の都市で行われた「中国自動車業界消費者満足度調査研究2016」の結果を紹介。これは中国汽車研究中心が、2万人の自動車オーナーを対象に実施したもので、対象車種は国内外メーカーの全106モデルにも及ぶ。

 この結果から、中国人消費者の中国車に対する満足度は徐々に向上していることが分かるとしながらも、「品質に対する満足度はまだまだ」であることが分かると紹介。調査対象になった自動車メーカーの割合も中国メーカーが40%、合弁メーカー60%で、ここからも国産車の人気が今ひとつという「国内市場の全体像がはっきり」見てとれる。

 さらに、車種別の調査結果を見ると、ベスト20のうち「日系車が半分近く」を占めていると指摘、日系車に対する満足度が際立って高いことを強調。満足度ランキングでは、1位が東風ホンダ・XR-V、2位が東風ホンダ・CR-V、3位は一汽トヨタ・カローラという結果となり、日系車が上位3位を独占する結果となった。記事は、この数字が本当ならば「中国人オーナーの心をしっかりつかんだ日系車は勝ち組だ」と素直に認めた。

 記事は車種別の満足度の結果を一覧で紹介しており、ランキング上位を日系車が占めているのは事実だ。だが、中国車の名前も散見され、健闘の様子が感じられる。現在のところ、満足度ランキングでは日系車が他を圧倒している中国市場だが、今後は中国車もライバルになるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)