中国ではドイツや日本など、合弁メーカーの自動車が人気だ。中国メーカーも近年は販売台数を伸ばしつつあるものの、乗用車市場全体としては、合弁車のほうが大きなシェアを獲得しているのが現状だ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本や韓国では自国の自動車メーカーが大きなシェアを獲得していると伝えつつ、「日韓に比べれば、中国の状況は屈辱的」だとする記事を掲載した。

 記事はまず、中国人の自動車購入に関する考え方を紹介。一般的に「自家用車には日系車」、「高級車はドイツ車」を選ぶ傾向があるという。特に珠江デルタ(河口の広州、香港、深セン市、東莞市、マカオを結ぶ三角地帯を中心とする地域)では「出かけると必ず日系車を見かける」ほど、日系車のシェアが高いと紹介。実際、乗用車に限れば中国市場での日系車のシェアは37.2%に上ると紹介した。

 一方の日本では「あまり外国車を見かけない」と紹介。データによれば日本国内の94%が日本車であるとして、「体裁やメンツを重視」する中国人と違い、「実用性を重視」する堅実な日本人には、軽自動車などの小型車が人気だと分析した。

 また記事は、韓国も国産車が圧倒的シェアを占め、「政府関連の自動車には必ず韓国車を使う」という決まりがあることも紹介。タクシーの8割がドイツ車で、政府の役人もドイツの高級車に乗る中国とは大きく異なっていると伝えた。

 最後に記事は、中国メーカーも最近は中国国内でシェアを回復させていると指摘。将来的には日韓のように国産車ばかりになるとの希望的観測で結んだ。しかし、まだ合弁メーカーが強い現状は、中国人には「屈辱的」に感じるようだ。反日感情の高い中国で日系車のシェアがこれだけ高いことは、日系車の品質の高さを示していると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)