毎年11月19日は国連が定めた「世界トイレの日」だ。世界トイレの日は、屋外排泄の根絶など世界的に公衆衛生に関する課題を提起するための日とされているが、中国メディアの伝送門は20日、「世界トイレの日」にまつわる話題として、日本のトイレを取り上げたうえで「日本のトイレは敬服せざるを得ない」と伝えている。

 記事は、人間は1日あたり平均で6回から8回ほどトイレを使用すると伝え、1年間には約2500回もトイレを使用する計算となると紹介。人間がトイレで過ごす時間は決して短くないわけだが、公衆衛生という観点で見た場合、日本のトイレは「たとえ公衆トイレであっても非常に清潔で、まるで新品の便器かと錯覚するほど」であり、日本のトイレは人びとが快適に過ごせる空間であることに驚きを示した。

 続けて、中国では漢字の「御」という字はもともと「皇帝」が用いる物に対する敬称であることを指摘したうえで、日本語でトイレが「御手洗」と表記されることがあるのは、日本がそれだけトイレという存在を重視してきたことを示すものではないかと考察。

 さらに、日本では万物に神が宿ると考えられ、トイレにも同様に神がいると考えられてきたと紹介。日本で「トイレは清潔に保つべき場所」という認識が一般的なのは、こうした背景もあるはずだと論じた。

 また記事は、日本では公共の場所の多くで障がい者用のトイレが設置されているほか、トイレ内には手すりや乳幼児用の椅子が設置される配慮があることを指摘し、日本のトイレは「社会的弱者に対する配慮が体現された場所」だと称賛した。中国のトイレは清潔さという点はもちろん、社会的弱者に対する配慮という点でも到底、日本のトイレと比較できる存在ではない。そのため、中国のトイレとのあまりの違いに対して「日本のトイレは敬服せざるを得ない」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)