日本人が中国でタクシーに乗る場合に気になるのは、「ぼったくられる」のではないかという心配のほかに、運転の荒さを挙げることができるだろう。中国ではタクシードライバーも含め、荒い運転をする人が多い。

 また、無理な追い越しや割り込みも中国の路上では日常茶飯事であり、クラクションの音がけたたましく鳴り響くのも中国の日常と言える。そのため、中国人が日本を訪れると、日本人ドライバーが皆ルールを守って運転し、日本の路上ではクラクションの音が聞こえないということに驚くようだ。

 中国メディアの今日頭条は17日、日本を訪れた中国人の手記として、静かで秩序のある日本の交通状況を称賛し、中国人は日本人の運転に学ぶべきだとする記事を掲載した。

 記事は、訪日中国人の見解として、日本に着いてまず印象的だったのは「交通ルールが遵守されている」ことで、しかも日本人が交通ルールを「心から」守っている様子に感銘を受けたと紹介。「ルールは守るものではなく、抜け穴を探すもの」と考えがちな中国人からすれば、確かに日本の交通状況は衝撃的だろう。

 さらに、日本では「クラクションの音がほとんど聞こえてこない」ことに驚きを隠せなかったようだ。中国では自動車の部品で最初に壊れるのはクラクションではないかと思われるほど、頻繁にクラクションを鳴らす人が多い。記事は、日本では自転車でさえベルを鳴らすことはなく、歩行者に気遣いを示すと紹介し、中国との違いを強調している。

 日本人がルールをよく守ると言える事例の1つは「車線変更」だ。日本では頻繁に車線変更をして運転する人は多くはない。車線変更の必要がある場合でも、まずはウィンカーで周囲の運転者に知らせ、変更後には後続車にハザードランプでお礼をすることもある。一方、これでもかというくらい車線変更を繰り返し、少しでも前へ行こうとクラクションを鳴らし続ける中国の運転手とは雲泥の差だ。記事は、この違いを日本人の「互いを気遣う精神」にあると分析、だからこそ自主的に危険運転を回避し、感謝を示すことがマナー化されているとし、中国人は日本人の運転に学ぶべきと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)