日本人の民度が中国人よりも高いと言われていることは、中国人自身も認めるところであり、中国国内では「日本人を見倣って、中国人の民度向上に取り組む必要がある」という声も少なくない。中国メディアの環球網は15日、中国国民の民度向上には「日本のような教育が必要」だとする記事を掲載した。

 記事はまず、中国のネット上で論争の的となった1枚の写真を紹介。そこには、北京市内の地下鉄の車内で親が子どもに小便をさせている様子が写っている。車内で子どもに小便をさせるという驚愕の行為に対し、さすがの中国ネットユーザーも我慢ならず、非難の声が上がったという。

 続けて、写真の様子から判断し、子どもに小便をさせた親は「農村部から北京に出てきた中国人ではないか」と推測。車内で子どもに小便をさせるという行為には賛同できないとする一方で、「農村部での常識に基づき、子どものトイレ問題を処理したのだろう」と指摘し、親は現代社会の常識を知らなかったために、このような事態になったと論じた。

 さらに記事は、民度の高い日本人だったらどうするかを予想。公共の乗り物に子どもを連れて乗る場合、おむつやティッシュなどの準備を万全にして外出し、万が一忘れても日本では周りの人がティッシュを差し出し、お漏らしをしてしまっても、すぐに拭けるようサポートしてくれるはずと予想しつつ、「日本では車内で小便をさせること自体、ありえないことだ」と指摘した。

 最後に、日本では子どもが小さいうちから「社会性を学ばせる教育」を行っており、それが民度の向上につながったと指摘。「天性の民度というものは存在しない」と主張したうえで、今の中国に必要なのは「民度向上のための訓練」であると結んだ。

 日本でも中国人観光客の急増に伴ってさまざまなマナー違反が話題になったが、彼らに悪気がないように見えたのも事実だ。中国人のマナー違反が世界的に注目を集めるなか、中国では「マナー違反は恥さらし」だとする声も高まっており、少なくともマナーを向上させようという意識が高まっているのは事実であろう。マナー向上の意識が高まっていることは歓迎すべきことだが、実際にマナーが向上するにはまだまだ時間がかかるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)