福岡県福岡市にある博多駅前の道路で8日に発生した大規模な陥没事故は、日本社会に大きな衝撃を与えた。そして、1週間後の15日には通行が再開されるというスピード感に驚いた人も多いのではないか。特に国外からは、「どうしてこんなに早く復旧できるのか」との驚嘆が声が続々と寄せられている。

 台湾メディア・聯合新聞網は15日、大規模陥没から1週間で復旧したことについて、台湾のネットユーザーから驚きの声があがっているとの記事を掲載した。記事は、8日に発生した陥没が長さ30メートル、幅27メートル、深さ約15メートルに及び、水道管やガス管、電線がダメージを受けて停電の発生、付近住民の避難といった大きな混乱を生じさせたと紹介。原因は地下鉄工事によるものであり、福岡市交通局が直後に謝罪したことを伝えた。

 そして、200人規模の復旧工事が日夜行われ、24時間以内に地表から3メートルまで埋め戻されると、12日には電話線が、13日にはガス管が復旧、15日には道路が開通したと説明している。

 そのうえで、1週間で問題を解決して復旧に漕ぎつけたことについて、多くのメディアが日本の効率や技術の高さを甚く賞賛したほか、台湾のネットユーザーからも賞賛と感嘆の声が寄せられていると紹介。「台湾だったら1年はかかる。経費の申請、認可、入札、何らかの理由による施工停止、予算の追加、手抜き工事、そして、選挙が絡むからだ」、「台湾だったら時間もかかるし、舗装後の道路がデコボコになる」といったコメントを伝えた。

 一方、日本のネットユーザーからは、いかに復旧が速くとも「道路が陥没した事実に変わりはない」、「壊れた道路を復旧させるのは行政の職責だ」といった厳しい意見が寄せられていることも併せて紹介した。

 早朝とはいえ、福岡の中心部で発生した道路陥没に巻き込まれた人がいなかったこと、国外からも注目されるほどの速さで復旧を実現したことは、災害発生時の対応としては賞賛されるべきだろう。しかし、一番の問題はやはり、大きな事故を起こしてしまったことにある。この点はしっかり責任追及され、再発の根絶を期さなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)