中国国内で人件費をはじめとする生産コストが上昇し、中国製造業はかつてのコスト優位を失いつつある。中国政府は製造業の高度化に向けた方針を打ち出し、中国製造業は品質向上が必須という意識も高まりつつあるなか、日本の製造業では、いかにして高品質の製品を生み出しているのかという点についても注目が集まっている。

 中国メディアの今日頭条は15日、日本人の仕事への取り組み方を紹介する記事を掲載し、「業種、業態を問わず、日本人の仕事は非常に繊細で、細部まで徹底されている」と称賛する記事を掲載した。

 記事はまず、米アップルの音楽プレイヤー「iPod」の鏡面磨きを担当したのが、日本の中小企業であったことを紹介。同社の社長は「研磨」という道をひたすら歩み、40年以上も研磨に取り組んできた人であると伝え、鏡面磨きの仕上がりはまさに「匠の技」であると高く評価。同時に、中国では「儲かる仕事」にすぐに鞍替えする企業が多いなか、1つのことに徹底して取り組むことがいかに重要かを指摘した。

 さらに、日本では「匠」と呼ぶに相応しい人物や企業はあらゆる業種、業態において存在することを指摘し、これはまさに中国が求める「匠の精神」が日本ではすでに「あらゆる産業」において浸透していることを意味すると紹介。非常に繊細で、細部まで徹底する日本人の仕事は「敬服せざるを得ない」と称賛したうえで、中国製造業が高度化を実現し、コスト優位を失ったあとも生き残るためには、日本人のような仕事をする必要があるとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)