日本を訪れる中国人が、日本国内でさまざまな製品を爆買いする背景には、「日本では偽物が売られていないため、安心して買い物ができる」という事実がある。中国ではそれだけ偽物や海賊品が流通しているということの裏返しでもあるが、中国人としてはこうした偽物が氾濫する市場に辟易とした気持ちもあるようだ。

 中国メディアの今日頭条は15日、日本を訪れたことのある中国人ならば、日本では「偽物」や「海賊品」がいかに少ないかがよく分かるはずだと伝えつつ、「中国も日本のように偽物が流通しなくなれば、安心して幸せな買い物ができるのに」と主張する記事を掲載した。

 記事は、日本人にとって「偽物を販売することは名誉や信用に関わること」であり、企業が海賊品などを偽って販売し、それが発覚すれば「その企業は生命線を絶たれたも同然」だと指摘。そのため、日本では偽物や海賊品がほとんど流通しておらず、仮に流通していたとしても、その「製造元」は中国であることを指摘した。

 一方、偽物や海賊品の「製造元」である中国では、偽物や海賊品が数多く流通しているうえ、「本物とそっくりに模倣されているため、専門家でもない限り真贋を見抜くことはできない」と指摘。中国では毎年11月11日は「独身の日」とされ、ネット通販サイトが大規模なオンラインセールを行うことが慣例となっているが、ネット通販でも偽物や海賊品が大量に販売されていると指摘し、せっかく買い物をしても偽物を掴まされる消費者も数多く存在することを紹介した。

 また記事は、日本国内で購入した製品が時おり、中国国内ではより安い値段で売られていることもあるとする一方で、「それでもまったく気にしない。なぜなら日本で購入した製品は間違いなく本物だから」と主張し、中国も日本のように偽物や海賊品が徹底的に排除され、消費者が安心してショッピングを楽しめるようであれば「独身の日」の大規模なオンラインセールも「より楽しくなるはずなのに」と主張、希望と現実の乖離を嘆いた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)