中国では人びとが豊かになると同時に健康意識も高まりつつあり、近年は健康増進を目的にマラソンなどに親しむ人も増えている。なかには本格的にマラソンに取り組み、日本のマラソン大会にも参加する中国人ランナーもいるようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本のマラソンに参加した中国人の見解として、「大会を通じて、日本と中国の大きな差を認識した」と伝え、同中国人が「なぜ中国が日本を超えられないかが分かった」と語っていることを紹介している。

 記事は、日本のマラソン大会に参加したことで「中国のマラソン大会との違い」や、イベントの運営における「細部への配慮」や「効率」といった点に日中で大きな差があることを認識したと紹介。

 例えば、中国のマラソン大会では「何かを訊ねたい時など、大会スタッフに助けを求めようと思っても、そもそもスタッフが見当たらない」のが普通だと紹介。また、運良くスタッフを見つけても「即座に回答できるスタッフはまずいない」と紹介する一方、日本の大会では十分な数のスタッフが配置されており、何を尋ねても「親切に分かりやすく回答してくれる」と称賛した。

 また、日本の大会ではトイレにノートとペンを持ったスタッフがいることがあると紹介。1分間あたり何人がトイレを使用したのか、1人あたりの使用時間は何分なのかを計っていたと伝え、「これは次の年のマラソン大会で最適な数のトイレを用意することを目的に、データを準備しているのだ」と紹介。「日本人のやることはまったく狂っている!」としつつも、次の大会に向けた準備を行う周到さと、過不足のないトイレの数を確保するための配慮を絶賛した。

 さらに、日本では大会参加者の荷物が整理整頓されたうえで保管されているため、走り終えて「10秒もあれば自分の手荷物を見つけ出すことができる」と紹介。そのほかにも、日本のマラソン大会では「中国では絶対に見られない細部への配慮」が数多く存在すると伝えつつ、こうした配慮が日本と中国の「差」であると同時に「中国が日本を超えられない理由の1つにつながっている」との見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)anoyo/123RF.COM)