東海旅客鉄道(JR東海)が2015年4月に行った山梨リニア実験線でのリニア最新型車両の有人走行試験で時速603キロメートルを記録した。同記録は世界最速としてギネス世界記録にも認定されている。

 中国はこのほど、時速600キロメートルで走行可能なリニアモーターカーの自主開発に取り組むことを発表したためか、日本のリニア最新型車両による「時速603キロメートル」という記録がにわかに注目を集めている。

 中国メディアの今日頭条は12日、「日本のリニア車両の速度を実感してみよう」と題する動画を掲載し、山梨リニア実験線で撮影された走行試験の様子を紹介した。

 記事は、山梨リニア実験線で記録した時速603キロメートルという速度について、「気違いじみたスピードだ」と驚きを示しているが、動画で紹介しているのは時速500キロほどの走行試験の様子だ。それでもリニア車両は撮影者の前を一瞬で通過していく様子が映っている。あまりのスピードに車両の数を数えることが不可能なほどで、ギネス世界記録に認定された時速600キロという速度は、まさに想像を絶する世界であることが分かる。

 さらに動画では、まずは車輪走行だったリニア車両が時速140キロを超えたあたりから浮上走行に移行し、時速400キロを超えても、まだまだ加速を続けていく様子が紹介されている。

 中国国内では「中国高速鉄道の営業速度は世界一だ」などと自負する声も多いが、中国高速鉄道を遥かに上回る速度のリニア車両の走行実験が日本で行われ、2027年には「時速500キロ」で走行するリニア中央新幹線が開業する予定であることに対し、記事には中国のネットユーザーからは多くのコメントが寄せられている。リニア車両を貶めるようなコメントが並ぶのかと思いきや、「世界の高速鉄道システムの始祖が日本であることを認めなければならない」、「島国が世界の高速鉄道をリードしているのは事実」、「日本は偉大な国の1つだ」など、称賛の意見が目立ったのは意外だった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)