高速鉄道の受注を巡って日本と中国はその都度激しい競争を繰り広げている。中国のネット世論では、いかに中国が技術的、金銭的に日本をリードしているかといった言論が見受けられるが、サービス面においては日本の新幹線がリードしているとの声もある。

 中国メディア・今日頭条は26日、「客観的に見て、日本人のどんなところに敬服するか」と題した記事を掲載した。記事は、日本人の敬服すべき点として「プロ意識」、「サービス意識」、「誠意」の3つを挙げて説明している。

 「プロ意識」については、地震が発生した際にスーパーの店員がパニックになることなく、両手を使って棚の商品を守ろうとすると紹介、「深い賛嘆を覚える」とした。また、遅刻しないなど時間に正確であること、残業も厭わないことなどもプロ意識の表れであると論じた。

 そして、「サービス意識」の説明で日本の新幹線について言及。列車の各座席の背後には車両の位置、各種設備のある車両、トイレ、ゴミ箱、電話の位置まで図柄で明記されており、さらに日本語と英語による説明まで付いていると紹介した。また、日本の物価は決して安くないが、笑顔やお辞儀、そして、美しい包装といった周到なサービスを受けることができ、それが付加価値の1つになっているとした。「誠意」については、買った物に品質的な問題があれば交換に応じてくれる、ホテルで落とした財物を送り届けてくれる、公共の場で落とした物も誰かが拝借することなく自分の手元に戻って来る、といった点を挙げた。

 走行中に窓際にコインを立てても倒れないといった技術面もさることながら、行き届いた案内やサービスも高速鉄道の快適性を高めるための重要なポイントとなる。単にスピードや安全走行だけでは実現できない心地よさ、満足感への追求も、日本の新幹線では進んでいるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Piti Sirisriro/123RF)