アニメーション映画「君の名は。」が9週連続で興行ランキング1位を獲得するなど大ヒットを記録している。24日付の興行通信社によれば、累計興収はすでに164億1000万円を突破しており、公開初日からの9週連続での興行ランキング1位は歴代1位タイ記録だ。

 中国では「君の名は。」はまだ公開されておらず、一部では配給先が決定し公開に向けての準備が進められているとの報道がなされているが、詳細は明らかになっていない。一方で中国メディアの今日頭条は21日、同映画について「中国ですでに好評を得ている」と伝えた。公開されていない映画がなぜすでに「好評を得ている」のだろうか。

 記事は、「君の名は。」が中国ですでに好評を得ている理由として、中国国内で中国語の字幕が入った「海賊版」が流通していることを伝えている。中国ではすでに日本側の権利を侵害した違法な海賊版が出回っているということだ。

 記事は映画の内容については絶賛しており、海賊版を購入するのではなく、「中国で公開されたときには映画館で観て欲しい」と強調している。中国のネット上では確かに「君の名は。」を絶賛する声が多く存在することから、海賊版が存在しなければ、中国で公開された時には日本と同等のヒットが期待できたかもしれない。だが、すでに海賊版が広く出回っているなかで、公開されたとしても一体どれだけの中国人が映画館に足を運ぶことになるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)