日本の百貨店や商業施設におけるサービスの質を称賛する中国人は少なくない。日本には「お客様は神様」だという言葉があるが、まさに「神様のような待遇」で買い物を楽しめたと満足する中国人が増えている。

 中国人旅行客が日本のサービスに感動するのは、それだけ中国国内のサービスの質が低いことを意味するが、中国メディアの捜狐は24日、日中の「旅行客に対するサービス」の違いを紹介した。

 記事はまず、中国国内におけるサービスの質の低さの事例を紹介。2015年に山東省青島市のレストランで、エビ料理を1皿38元(約584円)と謳っておきながら会計時に1匹38元だと主張し、計1500元(約2万3040円)という高額な料金をぼったくられたというトラブルが起きたことを紹介。さらに、黒竜江省ハルビン市を訪れた香港人夫婦が、団体ツアーで連れて行かれた店舗での買い物を拒絶したところ殴打され、死亡する事件も起きたと紹介した。

 続けて、中国国内の観光地では中国人を対象にぼったくりの事件がしばしば起きると伝える一方、「日本は外国人である中国人に対しても“極致”とも言えるサービスを提供する」と指摘。日本では、客が靴を脱げば日本人店員は靴を揃えてくれるし、客がいる間は絶対に掃除を行わず、客がいない間に綺麗に清掃を済ませるのが日本だとしたうえで「中国のように客が食事をしているにもかかわらず、掃除を続けるような光景は日本では絶対に見られない」と論じた。

 中国では小売店でもレストランでも、客が店員を大声で呼んでもすぐに対応してくれないことが多い。日本では客が何かを求めたら、店員はたとえほかの作業をしていても、すぐに手を止めて客に対応するだろう。こうしたサービスに対する意識の違いは日中で大きな差があり、多くの中国人が日本旅行に行きたがるのは、日本のサービスがそれだけ心地良いからだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)