東京と大阪を結ぶ「リニア中央新幹線」の整備計画が進行中だ。リニア中央新幹線の最高設計速度は時速505キロメートルに達し、超電導磁気浮上方式という日本独自の技術は間違いなく世界最先端の技術だと言えよう。

 一方、中国メディアの央広網は22日、中国は最高時速600キロに達するリニアモーターカーを「国家の重点研究開発項目」とし、中国の車両製造大手である中国中車が中心となって研究開発に乗り出すと伝えた。

 上海郊外と上海浦東国際空港を結ぶ上海トランスラピッドなど、中国国内ではすでにリニアモーターカーの運行がなされている。だが、上海トランスラピッドはドイツの技術を導入したものだ。また、長沙市にもリニアモーターカーが存在するものの、時速100キロしかない低中速のリニアモーターカーだ。

 中国が最高時速600キロのリニアモーターカーの実現に向けて、自ら研究開発に乗り出すことについて、記事は、中国中車の関係者の話として、高速鉄道の技術はすでに向上し、これ以上発展する余地は決して大きくないと指摘。さらに、「日本はすでに時速500キロ以上のリニアモーターカー技術を確立しており、中国も高速鉄道の“次”の時代を見据えて技術を蓄積する考え」と主張した。

 続けて、中国中車は2020年6月にも最高時速600キロで走行可能なリニアモーターカーの試験車両を完成させ、2021年には量産を含めた産業化を実現する計画であることを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)