中国の経済や社会は日本とは違う速度で変化している。数カ月ほどで新しい建築物ができたり、できたばかりと思っていた店が数カ月、数週間で無くなったりする。街中では店や会社の入れ替わりは非常に激しいが、それは経済の新陳代謝が活発な証とも言える。

 新陳代謝が激しい中国では企業の寿命も短い傾向にあるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本企業の寿命の長さを指摘し、日本には社歴が100年を超える企業が2万社以上もあることを伝える一方で、中国にはわずか5社しかないことを指摘し、中国経済が今後も成長を続けるためには「世界的な競争力を持ち、長期的に発展を続けられる企業を数多く輩出すること」が求められると論じた。

 記事は、中国の一般的な企業の平均寿命は7-8年にとどまり、小規模な企業においては3年に満たないと紹介。さらに、日本経済が戦後に大きな発展を遂げることができた背景には、日本企業が積極的に技術力を高め、各産業で独占的な地位を確立できるほどの競争力を確立できたために違いないと指摘した。

 また、日本の家電メーカーが一時的に経営不振に陥ったものの、確固たる技術力があるからこそ事業分野の転換にも成功したと指摘。「今なお発展途上国である中国にとって、強大な企業を作り上げることは大きな価値がある」と主張し、中国経済が今後どのように発展するかという点においても、世界的な競争力のある企業を輩出できるかどうかにかかっていると伝えた。

 中国人は独立心が強く、「起業」したいと考える人は多い。どこかの会社で雇われるよりも自分で会社を興し、社長になりたいと考える傾向にある。手っ取り早く稼ぎたいという思いもあるのかもしれない。多くの中国人は見よう見まねで経営を始めるが、競争が極めて激しい中国ではチャレンジする人の大半が失敗する。それでも失敗を何とも思わない人が多いように見受けられ、商魂のたくましさを見せつけられる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)