中国には「日本経済はこのまま衰退していく一方だ」と主張するメディアもあるものの、「中国はまだまだ日本経済には敵わない」という主張も増えている。中国メディアの中億財経網は17日、「日本は実際には中国人が想像もできないほど強大な国だ」と論じる記事を掲載した。

 記事は、「日本は中国人が想像もできないほど強大な国」であると主張する根拠の1つとして、英誌エコノミストが2015年9月に掲載した記事が発表した世界各国の「イノベーション・クオリティ」に言及。同指標はイノベーションが経済発展にどの程度貢献しているかを示す指標であると説明したうえで、日本のイノベーション・クオリティは米国と英国に次ぐ世界第3位だったと紹介、日本のイノベーションには経済発展に貢献できる真の実力があるという見方を示した。

 さらに世界の大手コンサルティングファームであるマッキンゼー・アンド・カンパニーが2013年に「2025年までに世の中を大きく変える技術」として取り上げた12の技術において「現在日本はこの12の技術に全力で取り組んでおり、全体の90%においては世界で3番手ほどの地位を獲得している」と主張。また「クラウドテクノロジー、新素材、再生エネルギー、エネルギー貯蔵、アドバンスド・ロボティクスの分野では世界をリードする地位にある」と称賛した。

 続けて記事は、「現在の日本は力を蓄えている段階にある」と主張し、「次の世紀では日本が世界をリードする可能性すらある」と説明。また「日本はメンツより実利を選ぶ国家であり、その実力を隠している」とも指摘した。

 記事が紹介した「2025年までに世の中を大きく変える技術」についてだが、マッキンゼー・アンド・カンパニーはこれを「破壊的技術」とも呼んでおり、これら12の技術が億単位の人びとに影響を与え、何十兆ドルものお金が動き、しかも既存の技術や仕組みに取ってかわる可能性があるという。「日本は中国人が想像もできないほど強大な国家である」という記事の指摘は、未来を見据えた日本の投資とイノベーション能力を指している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)