日本と中国は隣国同士ではあるものの、相互理解が進んでいるとは言い難いのが現状だ。中国メディアの新浪はこのほど、中国は日本からもっとも地理的に近い国の1つであるものの、「中国人は高度に発達し、高度な文明を持つ日本という国をほとんど知らない」と伝え、中国人から見た「真実の日本」について紹介している。

 記事は、日本は世界的に見ても裕福な国であるものの、「日本人は浪費を嫌う国民性」であると指摘し、食事の際などに食べ物を残すことは嫌い、日常的にも節約や倹約を好むと紹介。また、日本人は資源を大切にするため、環境保護に対して高い意識を持っていると指摘、「日本で小型車が売れるのも、実用性を重視すると同時に環境保護への配慮がある」と考察した。

 また、日本社会は「信頼関係」や「信用」を重んじることを指摘し、公共サービスからそれが見て取れると紹介。例えば、図書館で本を借りる際、日本では先に「保証金」を支払う必要はないと指摘し、日本人はもちろん外国人でも本を無料で借りることができると紹介した。これは日本では本を借りたまま返却しない人が極めて少ないことを示すと伝えたほか、ホテルでも同様に宿泊時の「保証金」は不要だと指摘。

 中国では図書館でもホテルでも利用する際には保証金が必要となるが、これは本を借りたまま返却しない人が多いこと、ホテルでは備品を持ち去る人が多いことを示すと言えよう。

 また記事は、日本の公共交通機関では「どれだけ混雑していても、日本人は自発的に列を作り、秩序を保って乗り降りする」と指摘したほか、電車やバスの車内では大声で話をする人はいないと紹介。二歩員人の誰もが周囲の乗客に配慮した行動が取れると称賛し、「日本は社会全体が精密機械のようだ」と指摘。日本社会は秩序があるうえに、全体の調和が取れているとしたうえで、「これだけ優秀で恐ろしささえ感じさせる日本人に対し、中国人は自国の経済規模だけで喜んでいてはならず、実際の日中の差は非常に大きいことを認識しなければならない」と論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)