日本旅行を通して日本人に対する見方が一変したという中国人は多いが、中国メディアの簡書は15日付で、訪日した中国人旅行客が日本のバス運転手の仕事ぶりに非常に感動したという経験を紹介する記事を掲載した。

 記事は団体ツアーで日本を訪れたという中国人の手記として、観光バスの日本人運転手が乗客の下車時にバスのトランクから旅行客のスーツケースを取り出し、旅行客が運びやすいよう「きれいに並べて置いている」様子を目撃したと紹介した。

 バスの運転手によるこうしたサービスは日本では常識とも言えるものだが、この様子を目撃した中国人が「日本人運転手に対する敬意で心がいっぱいになった」ことを紹介。

 中国人が「日本人運転手に対する敬意で心がいっぱいになった」理由について、中国ではこうしたサービスを行う長距離バスの運転手は極めて少ないという点を指摘。さらに、こうした細やかなサービスは「人への本当の思いやり」の表れであると感じたこと、またこの体験が中国人の心から、日本に対する「見知らぬ異国」という印象を一瞬にして消し去ったことも紹介した。

 中国では長距離バスを利用する際、運転手に対して「スーツケースを入れるためトランクを開けて欲しい」と要請すると、トランクを開けることが面倒なのか「スーツケースを車内に持ち運べ」と言い返されることがある。

 これは、トランクを開けるというわずかな手間を惜しんだうえ、走行中のスーツケースの管理を乗客任せにしたということを意味するわけだが、中国では業種や分野にかかわらず、こうした対応を見せる人は少なくない。訪日中国人が日本の観光バス運転手の働きぶりに「人への本当の思いやり」を感じとったというのは、中国では「人への本当の思いやり」があまり見られないためだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)