中国では週末になると、至るところでお見合い大会が繰り広げられる。本人よりもわが子の幸せを願う親が熱心で、会場に行くと子のプロフィールを掲げた高齢夫婦の姿をよく見かけるのだ。そんな「お見合い大国」の中国だが、このほど日本で行われたお見合いイベントには驚きを隠せなかったようだ。

 中国メディア・今日頭条は17日、東京で16日にマスク着用が条件のお見合いイベントが行われたことを報じた。記事は、お見合いが日本でも結婚相手探しの重要な手段になっており、マスク着用のお見合い大会も流行し始めていると紹介。風邪や花粉症でもないのにマスク着用が必須とされるお見合いが流行する背景について、記事は「多くの人が、相手に自分の外見ではなく性格を重視してもらいたいと望んでいるからだ」と解説した。

 日本人の「マスク好き」は、今や中国のネット上でも良く知られていることだ。風邪やインフルエンザの感染を防ぐ、つらい花粉症の症状を抑えるといったメディカルな理由に加えて、ファッションアイテムとしても用いられることがしばしば伝えられる。記事を見た中国のネットユーザーからは、「このアイデアはなかなか」、「日本人は創意あるなあ」といったポジティブなコメントが見られた。

 一方で、「やっぱり見た目は大事だろう」という意見も。「美を愛するのは人の常」、「ずっとマスクをしてなきゃいけないのか」、「外すときのことを考えると、スリリングだな」といった声が寄せられた。さすがはマスク好きの日本人、だけれどやっぱり見た目の相性も大事、というのが中国ネットユーザーの総意と言えそうだ。

 マスクをしている顔と、マスクを外した顔。思っている以上に印象が変わる。外見を気にする人は、マスクをしていても気にするし、本当に外見を気にしない人は、マスクがなくても気にしないのではないか。「それなら覆面せよ」というユーザーの意見にも、一理ある。ただ、自分がコンプレックスを抱いている部分がマスクで隠れることで、素の自分をさらけ出せるという点では、マスクのお見合いも有意義と言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)