中国では不動産バブルが起き、北京や上海などの都市部では不動産価格が高騰していることは広く知られている。一般市民ではなかなか手が出せないほど値が上がった中国から見ると、日本の不動産はあまりにも「安く」感じるようだ。

 中国メディアの網易はこのほど、日本を訪れる中国人は「日本の不動産価格の安さに驚く」と伝え、北京でマンション1部屋を購入するよりも「日本でアパートを一棟購入したほうが良い」と伝えている。

 記事は、日本で3階建て12部屋のアパートなら「1億円ほどあれば購入できる」と伝えつつ、すでに高止まりして上昇の余地が限られる北京や上海の不動産を購入するよりも、日本でアパートを購入して家賃収入を得たほうが投資としては魅力的であると論じた。

 続けて、日本と中国の間には歴史問題などは存在するとしながらも、「一衣帯水」の国同士であることは事実であり、実際に多くの中国人が日本に移民しているのも事実だと指摘。大気汚染が深刻な中国と異なり、日本には青い空と新鮮な空気があり、おいしい食べ物と心地良いサービスもあるとし、北京や上海など中国の主要都市よりも圧倒的に安い日本の不動産を購入しないのは損だと主張した。

 一部の国では投資を行うことで永住権の資格が取得できるが、日本にはそのようなプログラムは存在しない。カナダも過去には投資によって永住権を取得でき、中国人富裕層の間でも人気だったが、カナダは同制度の廃止を決定した。中国では中国人の投資移民を締め出そうとするものという批判の声があがったが、カナダへの投資の魅力が相対的に低下したことで、東京五輪に向けて日本で不動産を購入する中国人は今後さらに増えるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)