世界最大の自動車市場である中国で日系車の販売が極めて好調だ。共同通信によれば、日産、マツダ、ホンダの3社は6月の販売台数として過去最高を記録したという。中国政府の減税策による恩恵のほか、日系車のコストパフォーマンスの高さが評価された形だ。

 中国のみならず、米国でも日本車の人気は高い。米国の消費者団体コンシューマー・リポートがまとめた報国でも日本車の評価は非常に高く、実際に米国でも日本車の販売は好調だ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本車が米国で人気を集める理由」を考察する記事を掲載した。

 記事は「日本車が米国で人気を集める理由」の1つとして、「米国人の消費理念が理性的であること」を挙げている。自動車が生活の足となっている米国で求められるのは、悪路や長距離移動に耐えられる車だ。この点、実用的で故障が少ない日本車は、「理性的な米国消費者」から自然と人気が集まるのだと分析した。

 特にスバルは、信頼性の高い米国IIHS(道路安全保険協会)による衝突テストで常に上位に入っており、評価が高い。米国市場に進出してからの10年間で、50万台を売り上げたという実績は、中国での販売台数と比べると「まさに爆売れ」だと表現した。

 さらに記事では「日本車の燃費の良さ」も理由として挙げた。米国車は全体的に排気量が大きく燃費はそれほど良くないイメージだが、日本車の低燃費は誰もが知っていることで、日本の自動車メーカーも低燃費をセールスポイントとしており、売り上げが伸びているのだとした。

 自動車購入から5年でかかった総費用についての調査結果でも、総費用が最も安かった上位10車種のうち、日本車はカローラ、シビック、アルティマ、アコード、カムリの5車種がランク入りしているという。日本車の経済性は米国での日本車人気を支える大きな要因と言えるだろう。中国で日系車の販売が好調なのは、米国で日本車が高く評価されていることも影響していると言えよう。中国ではかつて日系車の安全性を懸念する声が根強く存在していたが、米国での安全テストで高い評価を得て、米国で売れ行きが好調だという事実が中国でも広く知られるようになっているからだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)