中国メディア・捜狐は23日、日本の小学校における給食の様子を紹介するとともに「見終わった後に、無数の中国人の口が空いたままになる」と評した記事を掲載した。

 記事は、中国の小学生とともに日本の小学校を訪問し、一緒に給食を食べた際のエピソードを紹介。現場に到着すると、白衣に白い帽子とマスクを着用した児童らが食器や重そうな牛乳箱を運んでいるのが目に入ったとし、それが児童が交代制で担当する給食当番であるとの説明を受けたことを伝えた。

 そして、配膳が済んでも全員が席に着くまで誰一人食べ始める児童がいなかったことも紹介した。また、日本人の児童に「楽しいですか」と聞くと、みな元気に「楽しい」と答えたのに対し、日本の児童が中国の児童に同じ質問をしたところ、ある中国の児童が「つまらない」と回答したことを伝え、「詰め込み式教育で、子どもたちがモヤモヤしているのだろう」と評している。

 さらに、ほとんどの児童が食べ終わった後に繰り広げられた光景について「終生忘れられないものになった」と説明。その光景は、子どもたちが自発的に食器を片付けて籠に戻して高さを整えたり、机を拭いたりといった作業だったという。監督者や指揮者がいない中でそれぞれが動き始めたことに対して大いに感銘を受けたようだ。

 記事は「われわれの子どもたちは、毒粉ミルクから始まった各種有毒物質の包囲の中に陥ってしまっている。われわれの『未来』はなおもスローガンに留まっている。歩まなければならない道のりはまだまだとても長いのだ」と締めくくっている。

 学校の給食については、大人になった今でもおかずの内容や、給食当番の仕事などに関する思い出がしばしば話のタネになる。たまに、ふと給食を食べたくなることもあるのではないだろうか。それだけ、人びとの心の中に美しい記憶として残っているということだろう。中国の学生食堂で往々にして話題になるのは、奇抜すぎるメニューや、食中毒など。学校における「食」のレベルが高まることを願いたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)