中国メディア・新浪は22日、日本の少年サッカークラブの練習を見学して、単に技能を教えるだけでなく「スポーツは最高の人格教育なのだ」という思いを抱いたとする記事を掲載した。
記事は、物が豊かになり、心の豊かさを重視するようになった現代において、依然としてスポーツの訓練が大切にされている理由について「スポーツ自身が最高の人格教育だからだ」と説明。スポーツ競技の中には「生きる上での道理がほぼすべて含まれている」としたうえで、日本国内では「一生において有益な訓練と学習が行われているのだ」と伝えた。
そして、日本が強い自制力と集団意識を持ち、世の人に「団結したチームで戦っている」印象を与えるに至る根源は、少年サッカーの練習で行われているきめ細かい教育にあるのだと解説。練習終了後、子どもたちはすぐに帰ることなく、使用したグラウンドをすべて元通りに戻し、次の人が使いやすいようにさせ、そうすることで「この世界には自分1人がいるだけではない。自分は集団の一員であり、他人のことを考えなければならない」という精神を培うとした。
また、戦略性の高いスポーツであるサッカーは、記憶力や想像力、大局観に対するを高める絶好のトレーニングになると説明。試合の中では人生同様に予想外の事態が発生するほか、失敗しても「終末の日」を迎える訳ではないことから、状況への対応やチャレンジ精神を養う上でも重要であることを紹介している。
記事は最後に、「日本の子どもの多くは週末、サッカーや野球、バスケットボールなどの訓練場で過ごしている。スポーツ文化と民族の教育は切り離せないほど密接なのだ」と締めくくった。
終末、学校や河川敷のグラウンドでボールを追いかける子どもたちの姿を見かけると、少し心が和む。子どもたちはサッカーや野球の楽しさ、体を動かすことの楽しさとともに、集団で活動するうえ、個人として生きていくうえで大切なことを学びながら、少しずつ成長しているのである。元気な声につられて、自分も久々にやってみるかという気にもなるが、無理は禁物。しっかりウォーミングアップしなければ日常生活からの「長期離脱」という憂き目にも遭いかねない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
驚いた! 日本の少年サッカーが一番に教えているのは、技術じゃなくて「人格」だった=中国メディア
2016-06-27 15:07
