夏が来れば食べたくなるのが、スイカ。日本の夏には欠かせない食べ物だが、中国人にとってはまさに「水代わり」のような、もっと身近な食べ物なのだ。中国メディア・人民網は21日、「日本のスイカはどうしてとんでもない値段で売られているのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「毎年夏になると、道の脇に積まれたスイカからいくつか選んで買って帰り、テレビを見ながらスプーンで掘りながらスイカを食べるというのが中国人の最もポピュラーな暑気払いの方法だ」と説明。しかし、日本ではその値段が高いことから「みんながこの楽しみを享受できるわけではない」とした。そして、スーパーで売られている重さ5キログラム程のスイカ1玉がシーズンでも2000-3000円はすると紹介。そんなスイカは日本では、他人の家を訪れた時の手土産にさえなり得ると説明した。

 記事はそのうえで、日本でのスイカの価格が中国人には信じられないほど高い理由について「日本政府による農民の収入保護、国産農作物の価格を意図的に高止まりさせている」、「高齢化が深刻な日本では、生産者の年齢が高まり、重労働を伴うスイカ栽培が敬遠されつつある」、「大きさや糖度など、市場に出せるスイカの基準がとても厳しく、合格率が高くないこと」の3点を挙げて論じた。

 中国ではスイカが「水代わり」であると表現したが、スイカはもともと夏場に喉の渇きを癒すために食べられていたもの。どのくらい甘いかよりも、水分補給の方が目的としては大きかったゆえ、今の日本のように糖度など様々な基準を設ける必要がなかったと言えそうだ。

 中国国内におけるスイカの値段を調べてみたところ、500グラム当たり1-2元(約16-32円)とのこと。中国人が日本のスイカの値段を見て驚くのも無理はない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)