日本を訪れたり、日本で生活をする中国人にとって、日本の習慣に慣れるのは大変だ。特に、トラブルの種になりかねない各種の禁忌やタブーについて理解し、実践するのはますます難しい。中国メディア・鳳凰網は18日、日本での生活における各種タブーについて紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本では多くの人が神道や大乗仏教を信奉しており「不非時食戒」(正午以降、翌朝まで食事を取らない)の教えがある、紫は悲しい色なので好まれず、緑は不吉な色なので最も忌み嫌われる、「4」と「9」の数字を嫌がり、「9」は強盗を連想させる、3人並んで写真を撮るのはタブー、といった点を挙げて紹介した。いささか、というか、かなり現代の日本人のタブー意識とはかけ離れているように思える。「緑が不吉」との説を初めて聞く日本人もいるのではないだろうか。

 続いて、花を送る時のタブーについて紹介。蓮の花を送らない、お見舞いに椿、シクラメンのほか、淡い黄色や白い花を持って行かない、皇室の象徴である菊の花をあしらったデザインには十分注意することを挙げている。また、タヌキやキツネを用いた装飾が「狡猾」といったイメージから嫌われていること、金や銀の目をしたネコの図柄も敬遠されるとした。

 さらに、他人の体に触れること、寝る前に爪を切ること、洗濯ものを夜の間干して置くこと、いわゆる「北枕」、友人が買った物の値段を聞くことのほか、箸にまつわる様々なタブー、食事中に衣服を触ったり髪を整えたりすることなどについても忌み嫌われる行為として言及している。

 「郷に入れば郷に従え」とよく言うが、外国人にとって日本は実に多くのタブーが存在する国であるという印象を受けがちのようだ。そこで完全に「郷に従う」というのはなかなか難しそうだ。「郷に入る」ほうもできる限り順応する努力をすることは必要だが、「郷に入って来られる」側としてもその努力を理解し、些細なことに目くじらを立てない寛容さが求められるのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)