日本は地震の多い国であり、震度の小さい地震が発生して慌てふためく日本人はそう多くはないだろう。だが、あまり地震に慣れていない人からすると、地震が発生しても落ち着いている日本人の姿は驚きの対象のようだ。

 中国メディアの網易はこのほど、同メディアの記者が日本滞在中に地震に遭遇したことを伝えつつ、周囲にいた日本人がまったく慌てない様子に驚いたと伝えている。

 記事は、中国人記者が大阪に滞在していた際、周囲にいた日本人の携帯電話が鳴り響き、緊急地震速報が流れたと紹介。その際、「地震だ」という声が聞こえ、中国人記者は荷物を持って外へ飛び出そうとしたところ、周りの日本人たちはコーヒーを飲み続けたり、本を読み続けたり、「まったく何も起きていないかのように落ち着いていた」と紹介した。

 その後に地震は実際に発生したようだが、「十数秒も前に地震速報が出される日本の環境」に驚きを示すと同時に、日本人の落ち着いた態度についても驚いた様子。「なぜ日本人は落ち着いていられるのか」と疑問を投げかけたうえで、やはり日本は地震が多いため慣れてしまっているのではないかと考察した。

 日本では学校や職場などで防災訓練を受けたことのある人は多いだろう。防災に対する基本的な知識を持っている人も多いと想定されるが、記事は「日本人が地震で慌てないのは準備ができているため」と指摘。防災訓練などによって、地震発生時の対応、発生後に取るべき行動を予め理解できているため、日本人は慌てずに済むのだと論じた。

 中国も日本ほどでないにしても地震多発国であり、時おり大地震が発生している。地震発生時に慌てて建物の外に飛び出すことは不適切な行動とされている。割れたガラスや崩れた壁が降ってきたりする可能性があるためだ。尊い命が失われることを防ぐためにも、中国も日本のように防災訓練や防災に関する知識の周知徹底が必要ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)