自衛隊が保有する兵器のなかで、中国が最も恐れているものを挙げるとすればそれは何だろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、「それは潜水艦だ」と指摘、日本の潜水艦にはいくつかの「恐ろしい特徴」があると論じている。

 潜水艦は軍事戦略上どれくらい重要な兵器であると言えるだろうか。ある調査によればオーストラリアは潜水艦を防衛戦略の不可欠な要素であると認識している。またアジア太平洋の多くの国も潜水艦の近代化を目指しており、そのなかには中国も含まれる。逆に言えば潜水艦は「国防にとって必須」といえるほどに重要な存在だということだ。

 では日本の潜水艦の「恐ろしい特徴」とはなんだろうか。記事はまず日本の潜水艦隊員のレベルが高いことを特徴の1つとして指摘しており、米国潜水艦隊員に比べて全くそん色ないレベルであると説明。その理由として記事は米国の同盟国として冷戦時代に培った数十年の作戦経験があること、また日本の潜水艦隊員が質の高い訓練を受けている点を指摘している。

 さらに記事は日本の潜水艦が有する恐ろしい特徴として、「そうりゅう型」潜水艦にはスターリングエンジンが搭載されている点を指摘。ディーゼルエンジンの場合、外気を取り込んだり排気するために時々浮上する必要があるが、スターリングエンジンは吸排気することなく推進エネルギーを得ることができる。

 スターリングエンジンはディーゼルエンジンに比べて、敵に発見される可能性を低下させることができるわけだが、これは非常に重要な点だ。水中は電波の減衰が著しく、レーダーが使えないため、潜水艦は敵艦隊に気づかれずに接近できる。スターリングエンジンの搭載は潜水艦にとって重要な「敵に発見されない」という性能をさらに向上させることができる。またスターリングエンジンは原子力潜水艦に比べて静音性が優れているとされ、原子力潜水艦に比べて敵潜水艦のソナーで発見されにくいというメリットもある。

 また記事は日本の潜水艦が有する恐ろしい特徴として「89式魚雷」に言及。この魚雷は日本独自の技術で製造されており、水深600mでも水圧で圧壊しない。一方他国の魚雷は水深400mが限度とされる。そうりゅう型潜水艦は水深900mまで潜れるため、敵の攻撃を受けることなく攻撃することができ、この魚雷を「中国の恐怖」であると指摘する声も存在するほどだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)