日本では幼い時から教わる「人に迷惑をかけてはなりません」という言葉。日本人の国民性をよく表しているとも言えるが、中国ポータルサイトの今日頭条はこのほど、「日本の迷惑をかけない文化はどれほど残酷か」と題して、日本独特の文化について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人は徹底して「人に迷惑をかけないようにしている」と紹介。ある若い女性が会社の飲み会の帰りに、電車内で吐き気を催して我慢できなかったため、他の乗客に迷惑をかけないようコートの袖の中に吐いたというエピソードを伝えたほか、日本人は自殺する時さえ、会社に迷惑をかけないようにするため年度が終わる3月31日以降にするなどと主張した。

 このように、日本人の他人に迷惑をかけないことに対する「執念」がいかに深いかがよく分かると主張。この種の信念は「匹するのは宗教ぐらいだ」としつつも、「おかしなことに多くの日本人は宗教を明確に信じていない」とした。

 では、なぜここまで「人に迷惑をかけない」ことにこだわるのか。記事は「世間」と関係があると主張。日本は島国で自然災害も多く、生きていくためには団結する必要があり、自分と同じ集団に属す他人と良好な関係を維持することが何よりも重要なことだったと論じた。

 また、日本では江戸時代に、秩序を乱す人は組織から疎まれたとも紹介。組織から排除されると生きていくことが極めて困難になるが、秩序を守る人は周囲からの援助と支援を得られるため、秩序を保つことに「敬意を払う」ようになり、生活のなかで「絶対に他人に迷惑をかけない」ようになったとした。

 結論として記事は、日本社会の秩序は「他人に迷惑をかけることへの恐れ」が、どこでも見られる無形の強力なルールとなったと主張。このルールを破る人は「現代版の村八分」とされ、社会や組織から追放されてしまうと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)