「爆買い」が象徴するように、中国では「日本製品」の素晴らしさが改めて注目されるようになったことで、中国人は「中国製品との差の原因は何か」に強い関心を持つようになった。「考え方が違う」との結論になり、「匠の精神」を再考する文章も増えた。さらに、「人づくり」、つまり「日本式教育」を高く評価する記事も目立つ状態だ。

 中国メディアの駆動の家はこのほど、日本に滞在して2歳の子を育てている女性が書いたとする文章を掲載した。「中国国内の教育が失敗していることは間違いない」と論じ、日本について評価するのは「媚びるのではなく学習のため」と主張し、日本式教育の長所を列記した。

 筆頭に挙げたのは「自分で料理をさせる」機会を設けることだ。中国人は面子(メンツ)のためにたくさんの料理を注文して、ほとんど捨ててしまうことがある。日本では子どもの時期に料理をすることの大変さを理解させるので、食べ物を無駄にすることも少なくなると論じた。

 中国で賛否のある、寒い時期に薄着で屋外活動をさせる方法も、体を鍛えるために有効と主張。中国人の親によくある「病気になったらどうする」との考えでは、強い体はできないと批判した。

 さらに、日本では「勉強の際に姿勢を正しくするよう指導する」と指摘。中国でかつて強調された「立った時には立った姿、座った時には座った姿を整える」を日本人は実行していると論じた。

 また、日本で子どもらに老人用施設の訪問や街頭などでのごみ拾いを実践させていることを評価。成長してからも、社会に対する貢献を忘れない人間になると主張した。

 その他、趣味の団体に参加させることが多いことや、自分で登下校を指せることも評価した。

 中国では、日本の教育を称讃する記事が多く発表されているが、本文章の特徴として「早期の恋愛を認める」ことを、日本の教育の長所とした。

 中国では、中学生や高校生の恋愛が「タブー視」されることが多い。学校が「恋愛禁止」を明言することも多い。日本では親も教師も、子どもは好奇心も反抗精神も強いことを理解しているので、押さえつけても無理だと考えていると紹介。ただし、子との日常の会話で交際のことを話題にして、相手がどのような人物かを正確に理解するようにしていると指摘し、日本の親が自分の子の異性交遊を放任しているのではないと説明した。

 日本では一方で、早期の性教育も実施されていると指摘。日本も欧米と比べれば性教育のレベルが高度であるわけではないが、同じアジアの近隣国の中国よりも、はるかに充実していると評価した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)