中国メディア・中国青年報は15日、日本では小学校から大学に至るまで「運動部」が存在し、青少年がスポーツに参加する制度が十分に整っているとする記事を掲載した。

 記事は、日本への留学経験のある清華大学のスポーツ部教師と、現在日本の大学のスポーツ学科に留学中の学生の話から、日本の学校におけるスポーツへの取り組みについて紹介した。

 まず、日本留学時に強い印象を覚えたこととして「小学校から大学まで運動部があり、サッカー・野球といった流行スポーツから柔道、相撲、体操までさまざまな種目のクラブがそれぞれの学校に設置されている」と説明。「小学校の段階から自分が興味のあるクラブに加入することができる」とともに、中学、高校と上級学校に行ってもその競技を続けることができるとした。

 また、日本では1960年代前後の工業化により大量の体力労働者が必要となったことを背景に、64年の東京五輪開催も相まって学校における体育の重要性が強調されるようになり、現在でも体育の授業時間が多めに取られていると紹介。さらに、行政や社会、家庭もスポーツの重要性を十分に認識しており、「スポーツが得意な子は、親の誇りになる」と説明した。

 日本の学校における部活動は、体を動かして技術や大量を向上させるほかに、集団行動における規律を守る意識や協調性、さらには人間性を養うことを目的として行われている。部活動参加義務化の是非、成績至上主義に対する指摘など、そのあり方については昨今日本国内で議論が絶えない状況であるが、「運動部」が日本のスポーツ文化発展の一翼を担ってきたことには変わりない。国内のスポーツ振興を願う中国のスポーツ関係者にとってみれば、羨ましい状況に映るようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Shattha Pilabut/123RF)