日本製品の品質の高さは世界的に広く知られている。その事実を改めて証明する出来事がこのほど中国ネット上で大きな注目を集めた。

 中国メディアのcnBetaは10日、中国国外のネットユーザーの体験を紹介する記事を掲載し、あるネットユーザーが親の自動車のなかから10年前に遊んだという任天堂のゲーム機「ゲームボーイアドバンスSP」を発見したという。本体はホコリをかぶっていたが、起動してみるとなんと「フル充電」の状態。しかも、何の問題もなく、ゲームをプレイすることができた。

 ゲームボーイアドバンスSPはマンガン電池などではなく、リチウムイオン充電池が使用されている。リチウムイオン電池はマンガンなどの電池に比べて自然放電しにくいものだが、10年間も放置して「フル充電」の状態は考えにくい。だが報道によれば、ゲームボーイアドバンスSPを車のなかから発見したネットユーザーは「嘘はついていない」と主張している。

 いずれにせよ、自動車の内部という温度が大きく変化しやすい環境に10年間も放置されながらも、問題なく使用できたという日本製品の品質の高さは事実であろう。これに対しては、中国のネット上でも称賛の声があがっている。中国大手メディアの網易の記事には「これこそ日本人の仕事だ」などといったコメントが寄せられていた。また、「ゲームボーイアドバンスSPも電池もすごいが、10年前の自動車というのもすごくないか?」というコメントもあった。

 しかし記事は、同事例を少し別の角度から見ているようで、別の事例も紹介している。日本であるゲームユーザーがスーパーファミコンの電源を「20年間」もずっと切らずにいたというものだ。20年という歳月は生まれたばかりの赤ちゃんが成人するまでの時間だ。ゲームボーイアドバンスSPの事例とあわせて記事は、「日本製品のクオリティの高さだけでなく、ゲームにのめり込む態度は間違いなく日本独特のもの」と論じており、日本人には物事をとことん極めようとする気質があるとの見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)