日本のトイレは自動でフタが開いたり、消臭や消音ができたりと多機能化が進んでいる。それらの機能はすべて使用者が清潔かつ快適に使用できることが前提で、一部の商業施設などでは、もはや快適な空間ですらあるトイレも存在する。

 中国サイト中潔網はこのほど、世界のトイレ文化の違いを紹介する記事を掲載し、記者自身の経験を交えながら世界各地のトイレ事情を紹介した。

 記事はまず、台湾で見かけたトイレの案内板に「化粧室」と表記されていたことを紹介し、「日本の台湾統治の影響によるもの」だと説明した。また、日本のトイレについては、洗面台、鏡などが配置され、服装や髪形、女性なら化粧を直すことができると紹介。また日本のトイレには温水洗浄便座があることや、清潔さを保つためトイレで別のスリッパに履き替える習慣があることなどを紹介した。

 ちなみに中国ではトイレでスリッパを履き替える習慣はなく、複数の企業が共同で使用するオフィスのトイレは不潔であることが多い。

 また記事は、オーストラリアの公衆トイレには薬物の注射器を回収する専用の黄色い鉄製容器が設置されているケースがあるとし、「これはオーストラリアが人権をとても尊重するからであり、そのなかには薬物使用の権利も含まれているのではないか」と述べた。文化の違いを痛感する実例と言えるだろう。

 中国のトイレは以前よりもキレイになりつつあるとは言え、まだまだ基本的な清潔さが保たれていない所がほとんどだ。例えば大型ショッピングモール内のトイレなどは、比較的新しい設備が備わっているが、壊れた扉が修理されていなかったり、利用者のマナーが悪く、清潔さを保てていないことが多い。良いものを導入しても、清潔さの基準やモラルの向上が追い付いていないのが現状で、機能性の追及はさておき、最低限の清潔さもまだ確保できていないと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)