中国メディアの今日頭条は12月28日、日本旅行を楽しむ中国人が増えていることに対し、中国人が知っておくべき日本のマナーを紹介し、交通、食事、信仰、温泉などの各分野で中国人が特に気を付けるべき点を述べている。

 まず記事は、日本ではエスカレーターを利用する際、関東では左に、関西地方では右側に立つよう伝えている。日本国内ではエスカレーターの片側に立ち、もう片側は急いでいる人のために開けておくことがごく一般的に行われている。日本を訪れた際にエスカレーターで急いでいる人のための通路を塞いでしまうのは迷惑にあたることを紹介し、注意を促した。ちなみに、中国では一般的に関西と同じで右側に立つことが多いが、日本ほど厳格なルールではないため、守られないケースも多い。

 また食事の面では、お皿やお椀を持つときはまず必ずお箸を置き、右手でお皿やお椀を持って左手に移し、それからお箸を再び持たなくてはならないと伝えている。さすがに普段の食事でこんな礼儀作法は不要だが、さらに「食べ順」にもルールがあると主張。「こうした日本料理の作法を守ることによって、料理をいっそう美味しくいただける」という一文があり、日本料理は精神で味わうものであると紹介している点が興味深い。

 信仰の面では、神社に参拝する前に「雑念を浄める」ように記事は伝えている。さらにお守りを開けて、なかに入っている物について調べるのは「神に対する不敬」な行為なのでしてはいけないとアドバイスしている。ちなみに、中国も交通安全のために車のダッシュボードの上にお守りを置くことを好む人が多いが、中国のお守りは日本のお守りとずいぶん違っており、守り主が目に見える形であり、日本のお守りのように守り主が見えないということはない。

 さらに日本の温泉について、入浴時は必ず衣服をすべて脱ぐ必要があることに注意を喚起している。中国にも公衆浴場や温泉はあるのだが、日本の温泉のように細かなルールはないのが現状だ。記事は日本のさまざまなマナーについて紹介しているが、この1つ1つを規則と見るか、日本の精神的文化と見るかで日本旅行の楽しみ方は大きく変わるだろう。

 日本料理の楽しみ方の点で記事がそれとなく言及していたように、マナーの背後にある意味を理解するなら、これらは単なる規則ではなく日本文化を味わう点で欠かせない知識となるはずだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)