中国では警察官も含め、公務員になりたいという人が非常に多く、競争倍率も高い。中国に比べると日本での公務員人気はそこまで高いとは言えず、こうした現状は中国人にとっては驚きのようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人はなぜ争って公務員になろうとしないのか」と題する記事を掲載し、日中の公務員、特に警察官の違いについて紹介している。

 記事はまず、中国人にとっての警察官という職業を「鉄飯碗」、つまり割れない鉄でつくったお茶碗のように将来が保障された安定職として人気が高いことを説明。中国では、警察官のような公務員は国の公的機関に所属するため将来が安定しており、福利厚生も手厚く人気が極めて高いのだ。

 一方、日本の警察官は「自転車でパトロールする」と紹介。これは中国人にとってはありえない光景らしく、「見間違いではない、これがほかの国の警察との最大の違いである」と指摘した。その理由について、日本では刑事・凶悪犯罪がともに低く、多くの場合パトカーを出動させるまでもないことや、日本政府は経費削減を強いられており、税金の使い道を詳細に公開することになっていて、場合によってはテレビで説明までしなければならないためだと解説した。

 また、中国の派出所と比べて日本の交番は非常に小さいと紹介、「貧相としかいいようがない」と表現した。しかし、派出所の大きさや装備が充分かは二の次で、市民の心配を取り除いて問題を解決し、市民がもっとも必要とするところに税金を使うのが重要だと評価した。

 記事では中国に比べて人気がないとされた日本の警察官だが、2015年の子どものなりたい職業ランキングでは男女とも人気が上昇している。1割以上の男の子が警察官を選び、女の子も10位以内にランキングしている。とはいえ、主な理由は人びとの生活を守る職業だからというものと推測され、中国の「鉄飯碗」だからという理由とはずいぶん違うようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)