新華社系のネットメディア「新華網」によると、浙江省張家港市で、飲食店が客に「空費浄化費」を請求していたことが分かった。当局は同請求は認められないとして、7日以内に取りやめるよう命じた。

 張家港市物価局価格通報センターに市民からの通報があり、調べたという。店側は空気清浄器を設置したとして、1テーブル当たり1元(約18.5円)の空気浄化費を請求していた。

 同市物価局の関係者は「空気は人類が生存するために必要な自然資源だ。消費者が飲食店に来て食事をする際に、呼吸をせねばならないのは必然だ。飲食店は良好な飲食環境を提供する義務がある。消費者が『浄化された空気』を注文していない以上、『浄化された空気』を販売することはできない」と説明。

 物価局は同飲食店に対して、7日以内に改善するよう指示。再び同じ問題を出した場合には、改めて厳しく処罰すると通告したとおいう。

 物価局関係者によると、同問題を調べた際に、飲食店側の価格政策に対する理解が乏しく「サービスを提供したのだから、費用を請求してもよいだろう」程度の認識しかなかったと判明したという。

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◆解説◆
 インターネットに投稿された明細書を見ると3人で食事をしたようで、30-39元(約556-773円)も4皿注文されており、合計金額は283元(約5244円)だ。上記の件は、わずか1元といえども「事前に説明されていなかった」ことに不満を感じた市民が通報したようだ。

 ただし、仮に店側が来店時に「当店では、空気浄化費をいただきます」と説明していた場合、費用請求が不当な行為かどうかには疑問も出てくる。

 当局が「人類が生存するために必要な自然資源」である空気の質の維持に責任を負わねばならないのは当然だ。その当然の状態から大きく逸脱しているので、店側が「呼吸に問題のない空気の提供は料金を取ってもよいサービスだ」と判断したことになる。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)