朝鮮半島の主権をめぐる韓国と北朝鮮の戦争「朝鮮戦争」は、休戦協定には署名されたが未だ平和条約は調印されておらず、正確には朝鮮戦争はまだ終わっていない状況にある。

 そのため、韓国では徴兵制が実施されており、韓国の男性は21カ月間は軍で兵役に就くことが義務となっている。芸能人であっても兵役は免除されない一方で、すべての男性が兵役に就くわけではなく、兵役検査によって不合格となった場合など一定の条件に合致した場合においては兵役を免除される。

 中国メディアの人民網はこのほど、韓国メディアの報道を引用し、韓国では近年、兵役を逃れようとする韓国人が増えているという。体重や身長を故意に増減させたり、文書を偽造したりなど、兵役逃れのための手口も複雑化していることを伝えた。

 記事は、これまで韓国で発覚した兵役逃れの手口として、体重測定の際に不正に体重を増やそうとして体に重りを装着していたケースや、指を切断するケースがあったことを紹介。韓国国防部によれば、不当に兵役を逃れようとしたケースは過去5年で151件確認されている。11年は15件、12年は9件だったものの、13年は45件、14年は43件、15年は10月末までにすでに39件が発覚しており、その数は増加傾向にあるという。

 不当に兵役を逃れようとしたケースが増加しているだけでなく、その手口も複雑化している。身体の一部の機能が不自由であることを装うケースが多いと紹介しているが、なかには睾丸を摘出したり、小学校を卒業していないなどと文書を偽造することで兵役を逃れようとした事例も確認されている。国を守るためとはいえ、危険な任務や過酷な訓練が待っている兵役が義務であることは気の毒と言えるが、手術で自らの体を傷つける人までいるというのは驚き以外の何ものでもない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)